カテゴリ:workshop( 5 )
活版印刷ワークショップ
手漉き和紙体験に続いて、扇町マテリアル会議のメンバーと知人のデザイナーらで生野区の活版印刷の工房を訪問し「活版印刷体験」をしてきました。

c0122646_1657839.jpg


活字版の説明などをおうかがいした後、
樹脂版の制作過程を見せていただきました。

c0122646_16573487.jpg

これがネガフィルムです。

c0122646_16575738.jpg
c0122646_16581066.jpg

特殊な樹脂に紫外線をあてて研磨すると
このようになります。
c0122646_16581976.jpg


活字版がないものについては
このように版を作ります。

さて、次は活字の組み版に挑戦です。
まずは活字探し。
事前にいただいた資料でまずは漢字のつくりから
どこに収まっているのかを調べます。
c0122646_1659132.jpg

そして活版を探すのですが、大量にある活版の中から探すので当然ながらなかなか見つかりません。
c0122646_16594620.jpg

ようやく「浪」を発見、となりに「浩」も発見!
c0122646_16592870.jpg

ラッキーでした!

そして印刷の版づくりです。
あらかじめ名前以外の版を組んでいただいてましたが
変えたらどうなるだろうと思い、
職人さんとやりとりしながら
縦組み横組み混合にしてみました。
c0122646_1701922.jpg

空間の空きや文字組など自分も細々と
希望を伝えたのですが
それらに応えながら、さらに文字の太り具合や
組版など、求めていないところまで追求する
妥協のない職人魂は
さすがに未だ現役で活版印刷を守り通している
ゆえんだと思いました。

文字が若干ずれていたり、インクがかすれていたり
にじんでいたり・・・そこに味わいがあり魅力を感じます。
デジタルの組み版は完璧すぎてつめたい感じがいなめません。
刷り上がった名刺もすてきな仕上がりになりました。
c0122646_1703768.jpg


最近はアナログ的な表現を多くの人が楽しみはじめている流れを感じています。先端のIT技術を楽しみながらも、目に見えるものはアナログ的なものに。正反対のものに思えますが、意外とこれでバランスが取れているのでしょう。そう考えると自然な流れですね。

風合いに魅力がある活版印刷。うまく時代をとらえて、これからも長くつづいてほしいと願います。

以前にも活版のことについてブログで触れたことがありましたので
リンクしておきます。
[PR]
by langDesign | 2009-07-26 17:07 | workshop
手漉き和紙ワークショップ
先週の土曜日に、素材やプロダクトをテーマに研究会を行っている扇町マテリアル会議のメンバーで、京都府綾部にある黒谷和紙「工芸の里」へ手漉き和紙体験にいって来ました。
「工芸の里」は閉校した小学校を使った工房・展示場でした。
c0122646_112013.jpg

c0122646_1144664.jpg


はじめに原料となる楮や三椏の実物を見たり、繊維になるまでの過程を説明していただきました。その後に紙漉を体験しました。
c0122646_1123421.jpg


紙漉に関しては、製紙方法は本などで読んでいても、どうもイメージがわかなかったのですが、実際に体験してみることでよくわかりました。まず水が粘り気があること。水糊とまではいきませんが、少しどろっとしているので、すげたで紙を漉く時にうまくゆすらないとダマができてしまいます。おおきいすげたを使うとなれば、コツをつかむまでにかなり時間がかかりそうです。
c0122646_113387.jpg

上手な職人さん
c0122646_1131526.jpg

ヘタな私。一目瞭然。


最後にハガキ8枚の紙漉に挑戦。
c0122646_1110511.jpg

漉いたばかりの状態はかなりドロッとした厚みのある状態になりました。すげたからは外す前に着色したり、思いつきで校庭にはえてたムラサキカタバミの花びらや葉をあしらったりしてみました。
c0122646_1141617.jpg

さて、乾燥してできあがった状態はどんな風になっているのか。
うまくいってるのかさっぱり分かりませんが、来週末には仕上がりがいただけるのでまたアップします。

紙漉体験の内容は、一緒に参加した村上紙器さんがブログで詳しくレポートされています。
こちらもご覧ください。

今回お世話になった施設関係者のみなさま、今回コーディネイトしていただいた河手さん、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

c0122646_1151699.jpg

[PR]
by langDesign | 2009-07-11 11:07 | workshop
和綴じワークショップ
4月25日に小野商店の河手さんコーディネイトのもと、
はぎの製本印刷所さんのもとで和綴じ・製本のワークショップを行いました。
参加者は扇町マテリアル会議メンバーのデザイナー、もの作り関係の人たちです。

はぎの製本の萩野さん夫妻は、和本だけでなく年鑑や論文、貴重な資料の製本などを
手掛けておられる職人さんです。

ワークショップでは、河手さんたちがこの日のために厳選した和紙を選ぶことから始まりました。
c0122646_16111174.jpg

右から3人目が萩野さん。
デザイナーは加工・装丁のことが全然分かってないという話に、
デザイナーたちはただただ縮こまるのみ・・・
そして糸と本の端を止める部分を選び、穴空け、仮止め、綴じへと進みます。
c0122646_16113084.jpg

和綴じの方法にはいろいろな綴じ方があり、機能性と意匠を考えて使い分けるようです。
今回は2種類の方法を教えていただきました。
c0122646_16114724.jpg

そして完成。みんなが作った和本を並べて記念撮影。
c0122646_16121145.jpg


工房の2階には装丁のための活版がずらり。
箔押しに使う活版だそうです。
今は印刷の活字版すら珍しのに、箔押しの版とはなんと貴重なモノ!
おとこ達は大興奮となりました。
c0122646_1613286.jpg

c0122646_16253167.jpg

とにかく、自分が知らない技術でもってモノを作るのは楽しい!
また宝物ができました。
丁寧に教えていただいた萩野さんありがとうございました!
この機会を作っていただいた河手さんに感謝します。
c0122646_16162950.jpg

[PR]
by langDesign | 2009-04-29 16:19 | workshop
椅子づくりワークショップ
今度はこのクリ博覧会で行われた、grafの家具職人荒西さんによる
椅子づくりのワークショップに参加しました。

grafの代表家具"プランクトンチェア"の1/5サイズのミニチュアを作りました。
椅子と言えば小物と違い、体をよせて使うものですから
見た目だけでなく、使用感などもデザインする上で計算されています。
その辺にも興味があったので参加しました。

まずは図面を参考に骨組みを曲げて
それぞれをくっつけていきます。
そして木を切って座面と背もたれを作ります。
作る工程は、実際に作るときと同じ工程とのこと。
もちろん本物と大きさは違うのですが
試作づくりでは、職人さんもこのサイズで作っていくそうです。

木にやすりをかけて油を塗るとりっぱな見栄えになります。
その表情の変化が木の良さです。

作業の最中には、荒西さんのいろいろなお話を聞くことができました。
もの作りの楽しさを多くの人に体験してもらうため
各地でワークショップをされているそうです。
荒西さんはとても気さくな方で、ワークショップ後の懇親会でも
たくさんお話を聞かせてもらいました。

さて、そうしてできあがった椅子です。
本物のプランクトンチェアと並んで記念撮影。
c0122646_18461711.jpg


いまでは事務所の窓際でインテリアとして楽しませてもらってます。
c0122646_18424778.jpg


c0122646_18432082.jpg

近くで見ると本物の椅子みたいですね。
事務所に来る人に自慢していきたいと思います。

この機会を作っていただいた荒西先生、関係者のみなさま
ありがとうございました!
[PR]
by langDesign | 2009-04-13 12:01 | workshop
唐長製作ワークショップ
みなさん唐紙(からかみ)をご存じでしょうか。
その昔から寝室の衝立や屏風、障子などに使われてきた
版で柄を写した紙をさします。
その唐紙の製作を現在唯一継承している京都の唐長さんへ
唐紙製作の体験に伺いました。
唐長さんでは桂離宮や二条城などの障子の修復から
現代の生活に合わせた新しい活用の提案まで
幅広い活動をされていて
ワークショップでは製作するだけでなく
柄や色のことから現代の生活にどう唐紙を取り入れることが
できるのかなど、いろいろなお話を伺うことができました。

c0122646_1651765.jpg

工房の入り口にも唐紙を使った壁紙があります。
特に灯りにともされると光ってきれいなのが特長です。
c0122646_16441575.jpg

はじめに十一代主人の千田堅吉さんによる
講義とお手本から始まりました。

c0122646_1647823.jpg

板木(はんぎ)に色を付けて、和紙に写し取ります。
c0122646_1646029.jpg

c0122646_16472561.jpg

おかみさんからもご指導いただきました。
c0122646_16493431.jpg

参加者のみなさんと和気あいあいと過ごす時間もワークショップの楽しさです。

製作の後は、工房兼ショールームへ移動して
唐紙をふんだんに取り入れた室内を拝見。
c0122646_16551355.jpg

c0122646_16514062.jpg
c0122646_16514890.jpg

特に天井一面の唐紙は圧巻。
唐紙の柄や色は、とてもモダンなので
和空間だけでなく、洋風、アンティックなど
用途は広く、このショールームではおかみさんを中心に
いろいろな見せ方を試行錯誤されています。
普段は公開していないとのことで、
この空間を体験できただけでも価値ありです。
モダンなデザインが好きな私としては
とても刺激的で貴重な体験ができた一日となりました。
[PR]
by langDesign | 2009-04-11 17:04 | workshop