活字との出会い
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先日の貼箱ワークショップの時に、一緒に企画を進めてきた泉広印刷の矢部さんから金属活字をいただきました。
そう、文字を並べて組み版を作り、インクを付けて押す活版印刷の文字です。
私がデザイナーになった頃は、ちょうど電算写植とMacを使って版下を作っていた頃です。
その頃はMacで作った文字や絵柄をプリンターで出力して版下に貼ったり、
そのまま印刷に出したりしていたDTPへの移行期でした。

私の父はデザイン・版下・製版の事務所をしていて、電算でない手動の写植を持っていました。
文字盤をつかって印画紙に転写させる機械です。
小学校の頃だったか、父が写植で自分の名前を打ってくれました。漢字を探してガッチン、ガッチンと。印画紙が現像され、明朝で打たれたきれいな自分の名前を見て感動したことを覚えています。
印刷されることのうれしさを感じたのもその時がはじめてだと思います。

そんな訳で写植までは知っているのですが、活版印刷の現場は見たことがなく、活字をいただいてようやく出会えたなぁ、という気持ちです。
この文字で、多くの人の名や文章が打たれていったんだろうなと思ったりして、特別な魅力を感じます。

今は、主に印刷物とウェブサイトの仕事をしていますが、自分としては最終的に印刷物という形になるのが好きですね。
そしてできるだけ取っておきたいと思う作品を作っていきたいです。

ちなみに、この金属活字のことを英語では「movable type」といいます。組んではばらしていたので「動く文字」なんですね。
今はもっぱらブログを作るシステムで有名ですが。実は活字という意味があるとは知らずに、「movable type」っていいネーミングだなぁって、週末にそんなことを考えていたところです。
なんだか不思議な感じです。
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by langDesign | 2008-05-28 11:20 | Design
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